クリティカルパス

クリティカルパスについて思うところがあったので、メモしておく。ただの妄想。


すべての作業がクリティカルパスだと考えている管理者がいる。いろいろなところにいる。彼らはすべての作業は遅れてはならない…というか、遅れたら取り戻されなければならないと考えている。
こういう人たちに、馬鹿正直にタイトな見積もりを申告するのは危険だ。作業の遅れは取り戻されなければならないので、必要もないのに残業・救出が発生して、余ったバッファはプロジェクトの末尾にたまっていく。
開発者が自分一人のスケジュールを管理する場合、リソースは一人なので、すべての作業はクリティカルパスに見えることが多いが、プロジェクトを見渡すと個々のタスクがクリティカルパスであることは少ない。
対策は(見破られないように)タスクに十分なバッファを乗せておくことだ。対プロジェクトではなく対プロジェクトマネージャになっている時点で、プロジェクトに「いやな臭い」が漂い始めるが、生き残るためには身を守る術も必要だ。